狂言は桜の舞台で



船詰神社で奉納公演
神社の社殿と満開の桜が彩る舞台という
飛び切り豪華な奉納公演

夕闇が濃くなる境内に身を置いていると、ライトで照らされる桜が次第に気配を濃くして
華やいだ気持ちが盛り上がってきます。

場が神社だけに、まずは宮司さんの四方祓いの儀
サッと場が引き締まりました。

まずは、
神事 鎮魂延年の舞 黒い媼(くろいおうな)が
和泉流狂言師の小笠原 匡 氏によって奉納されました。

芸能の原点である荒神信仰に立ち戻り、
地鎮・鎮魂の心で舞うとの解説がありましたが
まさに、空気が変わる力を感じました。

笑顔のおばあさんの黒い面に腰にまで届く長い白い髪
白い装束に中腰で、腕を掲げた姿勢。

土地の精霊・荒神が顕現してるようでした。
ふうっ‥ほんと、厳かでした。


そして、お待ちかねの狂言は「蝸牛」
このお話は、
ある家の主人が、長寿の薬となるかたつむり(煎じて飲むんですって!)を祖父の献上したいと思い、太郎冠者に捕ってくるように命じます。
ところがこの太郎冠者は、かたつむりを知りません。
そこで主人は、太郎冠者にかたつむりというものは、
藪にいて、頭が黒く、腰に貝を付け、時々角を出し、
なかには、人間並みに大きい奴もいると教えます。

合点した太郎冠者が藪に着くと、黒い頭巾を被って寝ている山伏を見つけます。
主人に教えられた通りのその姿に、かたつむりだと思い込んで声を掛けます。
太郎冠者を単純な男と見てとった山伏は、ひとつ、からかってやろうと考えて‥

愉快な前説のおかげもあって、見る体制が万全だったので、お話にググッと惹きこまれてました。

ほんとに良い場で良い時を過ごせた船詰狂言。
来年も楽しみ
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