闇を拓く光の詩

宮崎信恵監督・作

《風の舞》
闇を拓く光の詩

是非、観たい映画の一つです。

ハンセン病隔離政策のために
瀬戸内海の離島に強制的に送られた人たち

その一人、塔和子さんの詩をモチーフとした
60分のドキュメンタリー映画です。

講演会の中で、
目の不自由な男性が暗誦された
塔さんの詩が、とても胸を打ちました。

塔さんは、13才でこの島に強制隔離されたそうです。

たくさんの詩集を出されている塔さん。
この方に会うために島を訪れる人たち。

宮崎監督は、島に渡る船の中で
詩を暗誦された男性と、
ボランティアで同行されていた
この上映&講演会の企画者にも出会われたのです。


その詩をご紹介しますね。



胸の泉に
    塔 和子さん

かかわらなければ
この愛しさを知るすべはなかった
この親しさは湧かなかった
この大らかな依存の安らいは得られなかった
この甘い思いや
  さびしい思いも知らなかった
人はかかわることからさまざまな思いを知る
  子は親と関わり
  親は子とかかわることによって
恋も友情も
かかわることから始まって
かかわったが故に起こる
幸や不幸を
積み重ねて大きくなり
くり返すことで磨かれ
そして人は
人の間で思いを削り思いをふくらませ
生を綴る
ああ
何億の人がいようとも
かかわらなければ路傍の人
  私の胸の泉に
枯れ葉いちまいも
落としてはくれない
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