
1994年オウムの松本サリン事件で、肉体的にも精神的にも大きな被害を受けられ、
警察やメディアからも犯人扱いをされた方
サリンの被害を受けて亡くなった奥様の三回忌を機に、
現在は鹿児島に移住され、
全国で講演や犯罪被害者の支援活動をされています。
長い間、大変な思いをされただろうはずなのに、
インタビューでの言葉は‥
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― 実行犯を恨む気持ちはないのですか。
「人は様々なリスクを抱え、それによって命を落とすことがあります。
命のことは自分ではどうにもならない。
だからこそ、生きている今を大事にしたいと思います。
それは、私にとっては『楽しく生きる』ことです。
人を恨んでいる場合ではないのです。」
― 今年6月に出版した著書には、どのような思いを込めましたか。
「世の中にはつらい思いをして悩んでいる人がたくさんいます。
でも、いつまでも悲しいとか、憎いとか言っていたら、1度は同情して人が集まってくれても、いつかは離れていく。
接していて楽しくないからです。
『今日はどう楽しくいこうか』と1日を過ごすようにすれば、仲間も増える。
困った時には助けてくれる」
― 東日本大震災などの苦境をどのように乗り越えていけばいいでしょうか。
「仕事や安らぎなど、自分が今、必要なものは、どのようにすれば手に入れられるか考えてみてはいかがでしょう。
『何もない強さ』というものもある。
私は今、土地や財産などに縛られることなく楽しく生きています。
いつお迎えがきても、『まぁまぁおもしろかったわい』とこの世を去ることができると思っています」
(詳しくは医療サイト「ヨミドクター」に掲載)
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‥その言葉を、直に聴きに行きたいな。
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